ゆいのふね

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         本   社:〒504-0005 岐阜県各務原市那加柄山町40番地

         さくら町店:〒504-0912 岐阜県各務原市那加桜町2丁目297

         ながら川店:〒502-0071 岐阜県岐阜市長良45-1【長良川鵜飼エリア】

僕たちの心のふるさと「清流」から

職業としての「川漁師」を失いたくない

- 背景と挑戦 -

日本の河川環境は

高度経済成長の代償となりました

併せて

食文化の変化に伴い川魚を食する機会も減少し

レジャーの多様化で日本人の川との関わりや身近な川への関心は薄れるばかり​

昭和30年代以降

川漁師が内水面漁業だけで生計を維持することは大変困難になり

この地域、そしてこの国から「専業川漁師」がどんどん消えていく昨今…

2019年現在

長良川の流域最年少漁師は67歳となりました

かつて、

私は岐阜が誇る伝統「長良川鵜飼」に携わり

宮内庁式部職 鵜匠代表に仕える専属船頭をしていました

しかし

華やかな光の陰で

漁業を生業にして生きている本物の漁業者たちの営みが消えていく現状を知り…

 

この事実を知った私は岐阜が誇る鵜飼産業から離れ

20代で長良川中流域の木造和船を継承し

「川で生きる覚悟」を決めました

​幼い頃から親しんだこの川で “川漁” を営み始めると同時に

大切なパートナーである舟の一般開放を試みます

そして

岐阜城下の長良川を舞台に

「乗船されるお客様と一緒に完成させる新しいスタイルの舟旅」

 

を漁業と並行して展開し始めます

大学時代に学んだ水産学の専門知識を活かし、舟旅では「川漁師の目線」「五感で長良川を体感」

モットーに、長良川中流域に今日まで伝えられる伝統漁法の紹介・実演や、濃尾平野で懸命に生き抜いて

きた淡水魚たちの生態・生活史さらには水面下に棲息する生き物たちが発するメッセージなどをお客様と

共に分かち合います。

私は、未だこの地域に馴染みの薄いエコツアーの実施を通じて、市場に潜むエコツーリズムの

消費者ニーズを掘り起こしながら観光客ならびに地元の方々に対して地域固有の魅力を発信し続けて

いきたいと考えます。

 

そして今もなお、この地で受け継がれ続いている

“人間と自然と生物との関わり”  “川に寄り添う人間の営み”

“後世に伝え残したい川風景” さらには “伝統”  “川文化”

保全に寄与できる活動を

『川漁師』という

現場の立場にこだわって続けていく覚悟です。

しかし、

前述のとおり時代の変遷の中で親の代から続いた「川漁師」の看板を降ろさざるを得なかった現役世代の諸先輩方がいる中で “長良川で生計を立てる” ことに挑む若者の姿は必ずしも共感を得られるわけではありません。現実として、漁業関係者からの風当たりは強く「あいつは馬鹿ものだ!」「家庭がありながら何をやっている」「今の時代に川で生活できるわけがない!」などと周囲からは奇異の目でみられる始末。

 

それでも、清流長良川が今日まで育んできた”川文化”と、

先人たちの知恵が集結された”伝統漁法”を守り次代へ繋ぐため私の奮闘は続きます。

日本全国に長良川の天然鮎需要が確実に存在すること、そして生産者と一般家庭との直接の繋がりが生ま

れれば、扱う天然鮎の【鮮度】ならびに【価格】双方にとって有益な取引が可能になること、それこそが

これからの時代に川漁で生計を立てていくための重要な要素であると信じて日々、川漁の技術習得と流通

の研究に励んでおります。

 

そしてついに3年前の夏(2015年8月)

自らの手で漁獲した川魚たちと共に6次産業化の道へと繋がるスタートラインに立ちました。

 

2017年には

岐阜長良川の文化圏内に天然鮎の直売所を構えることができました。

 

2018年は

川漁を主軸にした地域への魚食普及や地産地消への貢献、青少年コミュニティの形成、そして木造和船の

保全事業等にも取り組み始めました。

現在は “天然鮎の目利き” を活かした

天然鮎流通のお手伝いを企業様とも協力して

実施いたしております。

若き川漁師の本当の挑戦はここからです!

長良川漁船『結の丸』船長 / ゆいのふね代表 平工顕太郎