
平工顕太郎
代表
天然鮎専門 結の舟
平工 顕太郎(ひらく けんたろう)
天然鮎専門 結の舟 代表
■ 長良川漁師
■ 長良川漁業協同組合 総代
■ 長良川漁船『結の丸』船長
(運航管理者 兼 安全統括管理者)
※ 所有和船7艘
■ ぎふ川魚自然学校 校長
■ 岐阜市立義務教育学校 わかあゆアドバイザー
(令和7年度 開校 / 5年生担当)
■ 天然鮎コンシェルジュ
■ 岐阜市中央卸売市場 水産物売買人
■ 川に学ぶ体験活動協議会 会員
■ 自然体験活動推進協議会 会員
JAPAN OUTDOOR LEADERS AWARD 2020 大賞
農獣医学部水産学科卒(現 生物資源科学部 海洋生物資源科学科)
岐阜生まれ
《最近の活動》
■ 観光庁「地域独自の観光資源を活用した地域の稼げる看板商品の創出事業(川のテロワール)」:現地講師(2023.1月)
■ 岐阜県庁 世界農業遺産「清流長良川の鮎」流域担い手育成事業:講師(2022.11月 / 2022.7月 / 2021.11月 / 2021.7月)
■ 岐阜市教育委員会 教育公表会:パネリスト(2023.1月)
■ 岐阜市教育委員会 総合教育会議:招聘(2022.7月)
■ 岐阜大学 地域科学部 船上授業:現地講師(2022.12月 / 2021.12月)
■ 岐阜大学 高等研究院地域環境変動適応研究センター:ぎふ気候変動適応セミナー パネリスト(2021.11月)
■ 世界淡水魚園水族館 アクア•トト ぎふ:アクアマイスター講師(2023.1月 / 2022.10月 / 2022.1月 / 2021.10月)
■ TOKYO OUTDOOR SHOW 2022 / 幕張メッセ:ステージトーク(2022.1月)
■ JAPAN OUTDOOR NETWORK:分科会講師(2021.10月)
■ 木造和船の救済 -木曽川廃船を長良川に蘇らせる-(2022.1月)
■ 岐阜県 焼き鮎食べ比べ審査員
木造和船と伝統漁法を継承する唯一の現役世代
長良川中流域を主な漁場とする現役川漁師。
皇室献上鮎が潜む『御料場』近郊に4艘の漁船を構え天然鮎を中心に様々な川魚を扱う。
統数30の特殊2漁法「夜川網漁」「登り落ち漁」を行使しながら65歳以下では唯一の現役世代として清流文化を未来に繋ぐ。
国指定重要無形民俗文化財『長良川鵜飼』では宮内庁式部職 鵜匠代表専属の鵜舟船頭を務めた。
現在は河川漁業を主軸に天然鮎の流通、川魚の6次産業化、川魚の魚食普及活動ほか和船を活用したツーリズム事業や和船保全活動など幅広く清流文化の発信に貢献。行政および教育機関等と連携した「流域担い手育成事業」「海洋教育講師」などを兼任。
暮らしのなかに川が流れる体現者として川が主役のポタジェガーデンを自宅に持つ。
長良川に代表される1級河川。その本流だけでなく支流。さらに繋がる細い流れ。
川に寄り添う暮らしは日本的な気づきの連続だと本人は云う。河川漁業の伝統用具と水中映像で披露する彼のユニークな講演活動は現場の臨場感を会場内に創出し、世代を問わず聴衆からの評価が高い。漁期の合間には全国からの依頼に応える。講演内容は川に寄り添い生きる人々の暮らしから古き良き日本人の精神を垣間見せ、日本風土によって育まれる日本食の代表格「天然鮎」の物語と、そこに人生をかける川漁師たちの営みを紹介。さらに和船のある暮らしや生産現場から見えてくる河川行政の実態ほか、川魚の目利き、卸売市場の競り文化等、清流文化都市ならではのリアルを生産者独自の目線でお伝えする。
《 寄 稿 》
彼の自宅には川が流れている。特記すべき彼とその仲間たちの施工は、単なる水脈形成ではなく水脈下の土中環境や菌糸類などに配慮された今までに見たことがない川づくりであったことだ。使用された資材は地球に還るものばかり。それまでガチガチに硬かった大地が、水と空気、生物と植物の力によって再生されていく過程を2年にわたり見せつけられたことは衝撃である。彼のポタジェガーデンには明らかに多くの生き物が集まってくる。翡翠が現れ、季節になれば毎夜この庭に蛍が舞う。その生態系で営みが繰り返され、四季を通じて風土由来の恵みが産物として食卓へもたらされる。これこそまさに川の恵みを享受する暮らしそのものである。
また、ポタジェガーデンに隣接する田圃では冬期湛水による土づくりも実践されていた。自然エネルギーや土壌生物、そこに飛来する生き物たちの力を活用した土づくりである。彼は実際に約500平米の耕作放棄地を鍬1本で開墾。こんなふうに川に寄り添いながら地球に優しい米づくりに挑戦するたくましい青年である。空き家や耕作放棄地の問題に対し、自ら汗を流して向き合う姿勢は地域でも評判となり、そんな彼のまわりにはコミュニティが形成される。人々が集えば、そこで世代が繋がれる。彼はそんな手法で川文化を継承しながら、地域が抱える課題解決の一翼を担っている。

『現代版 川漁師モデル』





